社長挨拶
はじめに
日本バイオリファイナリー株式会社は東京電機大学発のベンチャー会社で、同大の竹に関する特許・エビデンスを含む研究開発成果の独占的実施権を取得して、企業や自治体に提案し、竹由来の原料を供給、製品化・事業化に伴走していく会社です。 竹は、寿命100~120年ですが、4~6年で急成長することと繁殖力が強いという特徴を持っており、優れた効能があります。 私たちは、竹の特性を大いに利用して、環境・健康・社会に貢献することを大きな目的としています。
具体的に申しますと
① 竹の成長スピード
竹の成長スピードは、他樹木や植物より強い光合成力があることを意味します。光合成は地球温暖化を加速するCO2を吸収し、酸素を排出します。成長竹を使うことでCO2削減に大いに貢献することを意味します。
② 竹の繁殖力
竹は多稈性植物で同じ根元から数多くの竹を成長させます。また伐採してもすぐに繁殖することから、成長竹を伐採しても新しい竹が繁殖してきます。つまり成長竹を伐採・活用していけば、CO2削減を恒常的に維持・拡大することができます。これは環境だけでなく、枯渇しないサイクル資源として大いに期待することができます。
③ 竹の性能
竹を加工すると、様々な機能を発揮します。食物繊維・免疫賦活性が豊富で、抗酸性・抗ウイルス性・消臭性等に富んでいること、また土壌に含まれる微生物を選択的に賦活させることができ、生分解性にも富んでいることなどが挙げられます。
竹の性能につきましては、それぞれの製品情報で説明をしますが、上記のように竹の活用はSDGsにのっとったサステナブル社会を訴求するだけでなく、国内サイクル資源の創出にも繋がります。
また、竹産業の創出による地方創生、製品内容によっては、都市部浄化(土壌改良剤)、地産地消等、経済を好転させる効果があります。
また私達の取組みは、CO2削減だけでなく、その製造方法にも環境配慮があり、ゼロエミッションにも繋がるものと思っております。是非とも多くの方々にご賛同頂き、前向きにご検討頂きたいと切に願っております。
最後になりますが、現在放置竹林が西日本中心にまん延し、竹害が深刻化しております。当社はそのような問題にも竹をフル活用して、解消することを望んでおります。 このように、当社の取組みは、環境・健康・経済・社会に真摯に向き合い、総合的に解決し、サステナブル社会の一助になることが大きな目的です。是非とも竹資源を活用した製品化・事業化をご検討頂きますことを希望致します。
令和5年10月
日本バイオリファイナリー株式会社
代表取締役社長 椎葉 卓
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